先日「できる人の整理術」で最後にちらっと紹介した本です。早速買いました。
わたしの整理術 岩波アクティブ新書
岩波アクティブ新書編集部 (編集)

収納のプロ、コレクター、ジャーナリスト等のバラエティ豊かな面々による、自らの経験に基づいた整理・収納法の放談本。対象もオフィスの机だけでなく、台所、コレクション、パソコンなど、幅広いです。とは言っても、本書は整理に関する何等かの知見を彼らの実践から導き出すことを目指すものではなく、各著者の整理についての実践実例が、共著者の主張に関係なく軽妙な筆致でつづられています。
◆整理に対するポリシー
読んでみて思ったのは、各著者の主張は皆違うのだけれど、それぞれに「整理」というものに対して明確なポリシーを持っているということ。
例えば、
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○茂木健一郎氏:
外部のモノの整理よりも、自分の脳の整理の方がよほど重要である。
○小石雄一氏:
モノの整理の究極の目的は、捜し物に時間をかけないこと。
○塚本昌彦氏:
机の上には何も置かない。やるべきことは「決心する」こと。
○阿部絢子氏:
整理を行動に移すには、「何のために整理するのか」という目的が必要である。
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など、共感できる部分もあればそうでない部分もあり、そういう多様性がこの本のおもしろいところですね。
先日私が挙げた3つの項目(できる人の整理術参照)は、もちろん人によって主張が違うため宛は当てはまらない人もいますが、大筋ではハズレてないなとも思いました。
もう一つ。
整理のうまい人は、その作業自体を日常に上手く組み込んでいるようです。後でとか、その時々にではなく、この日にやるとか、この作業のあとに必ずする、といったもので、これも重要なポイントだと思いました。
ところで、塚本氏の「諸悪の根源 テンポラリ置き場」に強く共感したので、早速今日オフィスの机の上からテンポラリ置き場を一掃しました。これが明日からどのような変化を私にもたらすのか楽しみです。
◆参考情報
○茂木健一郎氏のWebサイト:
Qualia Manifesto Japanese Page
○小石雄一氏のWebサイト:
週末の達人
○塚本昌彦氏のWebサイト:
・研究室のWebサイト
・チームつかもとのWebサイト
○阿部絢子氏の著作一覧
amazon検索結果
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ザウルスユーザとしては「手帳」という言葉が引っかかっていたのですが、結構売れているみたいなので読んでみました。
一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法
熊谷正寿 (著)

著者が若い頃に、いわゆる「成功本」を沢山読んで見つけた共通するノウハウは、
(1)目標を決める
(2)その目標を紙に書く、口に出す等して潜在意識化させる
の2つがあるように思えたそうです。本書では特に(2)について、形にした目標、夢を常に忘れないように潜在意識化させ、自分と一体化させるためのツールとして「手帳」を位置づけています。普通の手帳使いこなし本との違いはここにあります。
著者は「一冊の手帳が人の一生を左右する」とまで言い切っていますが、氏の成功が手帳によって実現されてきたものだということを考えると、主張の重みが違います。
◆手帳の中に何を書く
では、手帳の位置付けが分かったとして、肝心の中身はどうすればいいのでしょうか。
まずは、夢をカタチにするところから始まり(夢・人生ピラミッド、未来年表)、3つの手帳の使い分け(夢手帳、行動手帳、思考手帳)等、情報収集・整理術など、手帳に書くべき内容がテンポ良く語られます。
個人的には、(1)目標を数値化すること、(2)思考のチェックリストを作る(フレームワーク集を作る)あたりは、入社以来実践している(しかもザウルスに入れて持ち歩いている)ことなので、自分のやっていることは間違っていなかったと変な安堵感を得ました(笑
これら内容自体は、手帳とは独立した文脈で成立するものが多いように思いますが、手帳とセットで考えるところに面白さがあるのではないでしょうか。
◆読後に考えたこと
とは言いつつも、私なりにこの本の重要性を解釈すると、著者には申し訳ないですが、必ずしも「手帳」に拘る必要はなく、むしろメッセージとしては
「目標、夢を常に自分の意識の中に潜在化させておく」
ということが重要なのではないかと考えました。ひょっとしたら、もっと強く「顕在化」でも良いのかもしれません。
つまり、人によっては潜在化させるためのツールとして"blog"というのもアリでしょう。自身の起業プロセスを日記で紹介する方もいらっしゃいますし(*1)、「blogで夢は必ずかなう」の類の本が出てもおかしくないように思います。
◆参考情報
(*1)参考:企業家日誌
→ 私の巡回blogの一つです
・熊谷社長のblog : クマガイコム
手帳の実物がちょこちょこ公開されています。
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先日、後輩に「企画力」の話をしたら、企画を作成する上で、より具体的な手順の分かる本は無いかと聞かれました。なので、最近見たもので、よく整理されているなと思ったマニュアルを紹介。
タイトルに「教科書」とある通り、非常に無難な作りだと思いますが、企画書を作り慣れていない時こそこういうマニュアル本に従って丁寧に企画書を作ってみる、まずはやってみるということが重要なのだと思います。
というのも、こういうベースとなるものが無いと、品質が一定に定まらないような気がするのですね。ある時はヒットで、ある時は全く駄目という状態。できる人は、つねに一定の品質で成果を挙げているように思います。
それと、基本がおろそかになると、自分なりのオリジナリティを付加していく段階になっても、ムラのあるオリジナリティにしかならないような気もします。
著者はこの点について、以下のように言っています。
「馬鹿にしないで、まずはマニュアル通りにやってみること。…マニュアル通りにも出来ないのに、芸風が生まれるわけもない。それが出来る人だけが、いつか、オリジナリティあるのある企画提案にたどり着くのである。」
ちなみに、私がこう思うのは、自分の企画力がそこまで達しているわけでは決して無く、ドラム講師の経験から。私はよくドラムの話を引き合いに出しますが、ドラムは結構突き詰めてやって、人にも教えていたのでそこそこ自信があります。社会人になってからビジネス関係の本を随分読みましたし、自分の仕事での体験を踏まえても、人が学び成長していくプロセスというのは、ドラムもスポーツもビジネスも学校の勉強も、本質的には大きな違いはないという実感があります。
では、自分なりの「オリジナリティ」を出すことが出来るようになるまでには、どの程度企画書を作っていけばよいのでしょうか。
「マニュアルから抜け出し、そこそこの企画提案が出来るようになるためには、大小取り混ぜて、五十本ぐらいの企画経験が必要だろうか。いわゆる芸風が生まれ始め、後輩にも指導出来るようになるまでには、三百本ぐらい必要かも知れない。」
この数字を多いと思うか少ないと思うかは人それぞれだと思いますが、私がドラムを始めて、自分なりのグルーヴ感やフレーズが出てくるようになるまで、相当練習しました。練習のしすぎでドクターストップをかけられたぐらいです(笑)。企画書はそう思えるまで書いていないので、まだまだ先は遠そうです。
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年度末の繁茂期の間にオフィスの机が随分散らかってしまった。
ようやく落ち着いてきたので片付けをしようかと思う。ちなみに私は片付け&掃除好き。ただし、片付けも整理も「上手いか」と言われると、なんとも言えない。
せっかくなので今回は「できる人」の整理方法を参考にしてみようと考え、社内外のできる人の机を観察してみたり、思い出してみた。
分かったのは、必ずしもいわゆる「きれい」や「整理されている」状態とは言えない机の人が案外多いこと。書類に埋もれまくっている「できる人」もいれば、やたら整理されているけど仕事はイマイチな人もいる。
でも、共通点を探ってみると、少なくとも
(1)について
ある時は積み上げて、ある時はファイルして、ある時はビニール袋で整理して・・・のような一貫性のない整理をやっているわけではく、何か一本筋の通ったポリシーに基づいて整理されている。面白いことに、そのポリシーは机に限らず、パソコンのファイル・フォルダの管理方法にもそのまま当てはまるようだ。
(2)について
一見すると単なる書類の山だけど、ただ積んでいるわけではなく、本人からみれば位置に意味があったりする。また、オブジェクト指向度の高い思考をする人がいるのだが、その人の机、特に机の中は見事にオブジェクト指向だった。各資料がクリアファイルを使って有意味なもの毎に整理されており、かなり以前の資料でもすぐに出てくるのには感動した。お見せできないのが残念。
(3)について
上に出てきたオブジェクト指向整理がまさにそうだが、情報を今後引き出して使うことを前提に整理されている。時系列が良いのか、打ち合わせ単位が良いのか、関連するプロジェクト単位が良いのか…、そのまとめ方自体も思いつきではない。
ということで、今回は自分の思考パターンを意識して、整理方法を考えてみたいと思う。今までいいかげんにやってきたところも結構あるので、これでちょっとでも生産性があがればいいな(そんな簡単にいきゃ苦労せん>>自分)。
せっかくなので、世の中のできる人達の整理術をまとめた本はないかと調べてみた。
わたしの整理術 岩波アクティブ新書
岩波アクティブ新書編集部 (編集)
著名人の整理術を紹介したものらしい。これはおもしろそう。明日早速買ってみよう。
ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門 小学館文庫
カレン・キングストン (著), 田村 明子
これはよく分からないけど、amazonでは評価がやたら高いので気になる。
◆その他
アタマと机・パソコン整理術
通信添削まであるのですね。
仕事の机の整理とは全く関係ないけど、CDの整理術。うちにもCDが500枚以上あるので、そろそろ場所に困りだしたところ。これで整理してみようかな。
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お気づきの方も多い?と思いますが、本blogの名称を以下のように変更しました。
会社勤めの人だけでなく、週末企業家の人もフリーの人も、日常のかなりの時間を占める「仕事」ができた方が、人生充実しそうな気がしませんか?
仕事ができて、その長い時間が楽しめるものになれば、結果としてプライベートも「楽しく」なりそうな気がしませんか?
でも、その実践、成長のプロセスが苦しい、つらいだけのものではいけない。何事も楽しみつつやるのがワタシ流なので、「楽しく実践」という意味も込めてみました。
ということで、私の問題意識をより明確にしてみましたが、本blogのミッションは以下の通りです。
・「仕事を楽しみながらできる人」の育成を実践します
・「仕事のできる人」の育成を「楽しく」実践します
育成する主体と対象は、私、読んで下さっている皆さん、どちらの組み合わせもありそうです。相互によい影響を与えつつ、成長する姿をイメージしました。
ちなみに、言うまでもありませんが、仕事人間になろう、というベクトルは全く目指しておりません。はい。
半年後には違うことを言っているかもしれませんが、その時はご容赦を(笑
ということで、今後もよろしくお願いします。
p.s.
タイトル変更にあわせて、デザインも変えることを検討中です。
本格的にCSSを触るのは久しぶり(5~6年ぶり?)なので、以下の本を参考に試行錯誤中です。よくまとまった、使いやすい本です。
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企画力 「共感の物語」を伝える技術と心得
田坂 広志 (著)

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「企画力」とは、著者によると「企画を実現する力」であり、「人間と組織を動かす力」であるという。本書では、企画書は人、組織を動かすものであるという観点から、あるべき企画書の姿を論じている。
では、人と組織を動かすと言っても、どのようにして動かせばよいのか。著者はそれを「物語」を語ることによって実現するという。
企業、市場、社会に何が起こるのか。そのとき、どういう好機が訪れ、何をすべきなのか。
そのこれから起こりうる物語を魅力的に語ることによって、顧客はひきこまれ、想像力を駆り立て、智恵が沸き、行動に駆られる。著者は、これを「共感」が生まれる状態であるとし、このような「物語」こそが、人と組織を動かすのだという。
テンポ良く、しかし深く、著者の考える企画書の有るべき姿が魅力的に語られる。
本書の特徴は、ありがちな企画書作成のテクニックを紹介するのではなく、顧客やその組織を踏まえた企画書のあるべき姿、作成者側の心構えを説いていることであり、よりマクロな視点での企画書作成の示唆を得ることができる点にあると思う。
逆に言えば、表の作り方、見せ方といったミクロな部分のテクニックをこの本に期待するのは間違いだろう。この手の内容は、過去に紹介したもので言えば以下2冊が参考になる。
ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
高田 貴久 (著)
最強の戦略は「図」で立てる!―アイデアを一気に実現に近づける、図解発想の技術
村山 涼一 (著)
本書の中で著者は「読みやすい企画書は自問自答のスタイル」と述べているが、この書籍も同じスタイルで書かれており、その読みやすさには唸らされるものがある。確かに不思議とページをめくらせる力があるように思う(もちろん、中身も伴った上でのスタイルではあるけど)。「読みやすい企画書は自問自答のスタイル」、字面の理解ではなく、非常に説得力ある主張だと「実感」した。
目次を見るだけでも、十分得るものがある。幾つか引用しておくが、ちょっとでも惹かれた人は是非原著に当たられたし。ビジネスパーソン必読。
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先日「図解思考」の文脈でザウルスを紹介しましたが、今日は私が毎日使うテキストリーダーとしてのザウルスを紹介します。以下はSL-Cシリーズのザウルスに限定して読んでください。
私のテキストリーダーの利用シーンは、最近では帰宅前(会社を出る直前)にお気に入りblogの表題と冒頭をざっとみて、読みたいものの本文をザウルスに転送し、それを帰りの電車を待っている時間(乗っている時間ではない)に目を通すというものですね。
◆テキストリーダーとしてザウルスが優れる点
(1)液晶解像度が高い
・一覧性が高く、ページ送りなどの思考の妨げになる行為が少なくて済む
・文字を他人が少々のぞき込んだ程度では見えない文字サイズにまでできる(参考情報参照)
→ 10pt,9ptのサイズになってくると、横や後ろからちょっとのぞき込むぐらいではまず見えないでしょう。この安心感は読む時の集中力向上につながります。
(2)テキストハンドリングに優れるザウルスショット機能がある
・読みたいテキストを持ち出す時にファイルを意識する必要がなく、ワンタッチ転送が可能
→ ザウルスショットとは、ザウルスの標準機能なのですが、クリップしたい箇所を選択して、F11キーでザウルスに転送。テキストファイルを作ってCFカードにコピーするとか、シンクロソフトを開いてコピーしてシンクロボタン押して…といった無駄な作業が必要ない。しかもシンクロは無線LAN経由でできるようにしてあるので、ケーブルやクレードルの束縛からも解放されます。とにかく、シームレス。ちなみに、画像も含めて取り込む機能もありますが、こちらは私は殆ど使っていません。
昔のザウルスもテキストリーダーとして使っていましたが、ここまで頻度は高くなかったですね。本当にちょっとしたこと、例えばソフトを起動する、保存する、というプロセス一つが抜けるだけで実用的になった印象です。(解像度が高くなったことも効いているとは思いますが)
◆見えないPDA?
この話は、インタフェースの話になると必ず出てくる認知科学者D.A.ノーマンを想起させます。人がものを書こうとする時に書く道具(鉛筆、ボールペン、万年筆等)を意識するのではなく、書く行為自体をイメージするように、コンピュータもそれ自体を使うことをイメージさせるのではなく、インフラとしての存在に徹し、その先にある作業、目的を想起させるインタフェースを有するもの、利用者には見えない道具でなければならない、と述べています。
氏の言う「利用者には見えない」ツールにまで完成度が高まったとはさすがに言えないけど、一歩その領域に近づいた、優れた機能ではないでしょうか。個人的にはもっと評価されても良い機能ではないかと思うのですが。
欲を言えば、パソコンからの呼び出しで自動的にPDAの電源が入るところまでいけば最強。
ちなみに、ユーザビリティやインタフェースに興味のある人は、ノーマンの著作は必読です。
■参考情報
◆SL-Cシリーズ価格情報
>> ザウルスSL-C860(最新機種)の価格をamazonでチェック
>> ザウルスSL-Cシリーズの価格を楽天でチェック
税込み・送料込みなので、ここがそれなりに安い?
→ PCあきんど:SL-C860価格
◆Zaurus - ザウルスショット
・追加機能:http://ezaurus.com/guide/simu/shot/index.html
・標準機能:http://ezaurus.com/guide/simu/sla300/vir1.html
◆ザウルスで表示可能なフォントサイズ
・http://ascii24.com/news/products/firstimp/2002/11/26/640200-000.html
◆ザウルス(ショット)のレビュー記事
・CNET Japan Reviews Zaurus SL-A300 (Sharp)
◆書籍:ノーマンの代表的著作
パソコンを隠せ、アナログ発想でいこう!―複雑さに別れを告げ、"情報アプライアンス"へ
ドナルド・A. ノーマン (著), 安村 通明 (翻訳), 岡本 明 (翻訳), 伊賀 聡一郎 (翻訳), Donald A. Norman (原著)

原題は「The Invisible Computer」で、私は大学院生時代に原著を読みました。邦訳は読んでいないのですが、内容は非常に具体的で認知に詳しくない人でも読みやすい内容だと思います。
人を賢くする道具―ソフト・テクノロジーの心理学 新曜社認知科学選書
D.A.ノーマン (著), 岡本 明

誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 新曜社認知科学選書
野島 久雄 (翻訳), D.A. ノーマン

後者2冊は、パソコンを隠せ~を読んで興味が湧いたら読めばよいのではないでしょうか。
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もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果をあげる法
古谷 昇 (著)

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著者は、まわりの人から仕事を「楽して」やっていると見られているという。それは大筋で認めつつも、本人は相応に苦労していると考えているので、それなりに何かノウハウがあるはず。ということで、それをまとめたのが本書。
はっきり言って、非常に筆が軽い本である。その点は前書きにも出てくるが、その分気楽に一気に読めた。本書は「ノウハウ」についてまとめたものだということだが、著者は後書きで
「戦略本は私の古巣であるBCGをはじめ、あらゆるコンサルティング会社から出ているが、改めて自分が持っている能力は何に拠るのかと考えてみると、そのようなものとは次元の違うところにあると気がつくことになった。それがコツなのだと思う。」
と書いている。思うに、ノウハウというよりは、この本は著者の成果を上げてきた「コツ」について述べられている(と言うか限りなく「放談」に近い(笑))と言う方が正しい。
で、中身については、結論から言えば、この本には書いてあることをそのまま真似て仕事で成果が上がるようなものはあまりないように思う。
読後考えたのは、この本から読み取るべきは、仕事が出来るようになるための「表層的なテクニック」ではなく、仕事が出来るようになるための「視点」ではないかということ。その「視点」とは、メタレベルでの方法論としての、「何事も全体を俯瞰した上で、本質を突くこと」である。
なので、出版社のマーケティング的観点は抜きにして私がこの本にタイトルを付けるとすれば、
「もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果を上げる(ための)視点」
となるだろうか。
「コツが分かる」というのは、要するに「物事の本質を理解すること」だと思う。例えば、小学校の時に練習したであろう懸垂。なかなか出来ないものだが、偶然でも一度出来ると、その後は何度でも出来るようになったりする。こういう瞬間はスポーツに限らずドラムにもあるし、仕事の世界にも沢山ある。出来るようになった要因を具体的に「何」と答えるのは難しいけど、その「何か」こそが「コツ」であり、懸垂が出来るようになるための「本質」なのだと思う。
著者は本質を捉えるのが周囲の人間よりも明らかに早いので、さも仕事を「楽」してやっているかのように見られるということだろう。著者が本質を見抜く能力に如何に長けているかがよく分かる。
ところで、著者は「コツで覚えると3倍早く成長する」と言っているが、「コツ」とはそもそも覚えるものではなく、ニュアンスとしては「感じる」に近いような気がする。この本は書いてあることを覚える、理解するのではなく、本を読んで「コツ」を感じるのが正しい読み方ではないかと思った。恐らくこの文面だけで「コツ」を感じるのは難しいと思うので、是非原著にあたることをオススメします。
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経営のプロが教える「伸びる人」の法則
髙塚 猛 (著)

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髙塚氏については今更説明するまでも無いと思うが、著者の「人材」に関する考え・想いが十二分に伝わってくる、読んでいて心地良い本。
タイトルと帯(「できる人」の見抜き方、「できない人」の伸ばし方」)からは、部下を持つ立場の者に読んで欲しそうなニュアンスであるが、個々の事例がかなり具体的なので、そうでない立場の人間が読んで仕事に応用出来る内容も沢山あるように思う。
あるいは、自分が管理職になった時、それぞれの場面において自分ならどうするか、どう言うかということを考えながら読めば、優れたケーススタディの本にもなる。
個々のメッセージには納得、同意出来るものも多く、考え方の一つとして知っておいて損は無いと思った。髙塚氏を知らないという人はこれを機に目を通しておいてもよいのでは。
個人的に印象に残ったエピソードの一つは、「会社を「私物化」すると最高の力が発揮できる」だ。単なる「携帯電話」なら愛着の持ちようもないが、「私の携帯電話」なら自然と愛着が沸いてくる。同じく会社を私物化することで力の発揮の程度が違ってくる、という話。
これで思い出したのは、あるヒアリングでのエピソード。
ヒアリングした方は、社内で使うあるコンテンツの制作リーダー。出来あがったコンテンツは、非常に明快なWill、コダワリを持って作り込んだ素晴らしいものだった(社内・社外ともに評価は高く、だからこそヒアリングさせて頂いた)。実は、そのコンテンツには、こっそり彼ら制作担当者の名前が埋め込まれている。そんなもの本来は必要ないのだが、正に彼らの愛着が結実したものだと思う。この事例で「私物化」が前か後かは難しいところだが、自分の仕事について、自信を持って「私の仕事です」と言えるものがどれだけあるか、考えさせられる。
最後に、気になった点を一つ。
amazonの書評にもあるが、毎日20時間働く著者の家庭はどうなっているのだろうか、ということ。
うちの会社にも、どう見てもワーカホリックな人がちょこちょこいるが、往々にして家庭は上手くいっていないと聞く。著者の家族はどのように理解しているのだろうか。第1章の14「仕事を遊びにすることで自分の可能性が広がる」にあるように、仕事の中に家庭サービスも位置づけて上手くやっているのだろうか。
とは言うものの、ワーカホリックな人の家庭がすべて上手くいっていないというわけではなく、私の知る限り、「妻脳」ある奥様がいらっしゃる所は円満であることも事実(第3章、38参照)。
触れてはいけない部分なのかもしれないけど、失礼ながら、正直な感想です。
ちなみに、こういう成功者が陥りがちな実態について、物語仕立てで書かれた本が神田昌典氏の「成功者の告白」(すいません、これもamazonの方の書評と同じですね)。これを読んだ後に本著を読めば、見方もちょっと違ってくると思う。
成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語
神田 昌典 (著)

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昨日帰りに電車の中で考えたこと。裏付けもないし、アマアマだけど。
公衆無線LANサービスと言えば、ビジネス的には鳴かず飛ばず状態で行き詰まっているイメージが強いですね。雑誌やWebの論調も、どこを見てもそうですし。私自身はFREESPOTとYahoo!BBモバイルはかなりの頻度で利用しており、その便利さはよく分かります。ですが、私が無料のものしか利用していないように、事業者と利用者の意識にはかなりのギャップがあるのも明らかだと思います。
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◆利用者の意識
あまり使わないから月単位の契約はもったいない。そもそも高いし、使える場所もかなり狭い。積極的にローミングしてくれたらいいのに。今は無料だから使うけど、有料になったら使わないかな。(→参考情報)
◆通信事業者の意識
契約者数が少なすぎてビジネス的には厳しい。コスト下げ要求も強い。エリア拡大ニーズもかなりあるが現状ではそれほど思い切った投資もできない。鶏か卵の世界で悩ましい。エリア拡大と言えばローミングも考えられるが、事業者間の利害関係があるので簡単にはできない…。
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真剣にローミングする気もなく、利用者が望む価格も設定できない通信事業者は一旦忘れてみましょう。つまり、利用者と設置店舗だけ間のサービスとして見てみるとどうなるでしょうか。
設置店舗自身が回線を負担し、無線LAN機器を購入するタイプのもので、事前のユーザ登録も必要なく、多くは無料で使える"FREESPOT"のサービスをイメージするとわかりやすいので、以下はそれをイメージして読んで下さい。
事業者を忘れるだけで、展開の幅がぐっと広がります。店舗が独自に設置するものなので、当然サービスの提供形態も色々考えられます。
・ドリンクバー 無線LANセット
・本日のコーヒー 無線LAN&電源セット
という形で、メニューに無線LANを組み込むことも可能になりますし、電源の有無でサービスを分けることも出来るでしょう。当然価格設定も自由です。
・上記セットメニューは、従来価格プラス100円~200円程度
・1時間 100円
・1日 300円
・1ヶ月 1200円
・10日分回数券 600円
・土日祝日限定利用券 500円
・アフター5限定回数券 800円
等、多様な課金方法が考えられます。もちろん「無料」もあると思いますが、基本的には、通信事業者よりもはるかに低コストで提供できるはずです。
顧客を囲い込む、集客のためのツールとして無線LANが語られることも多いですが、正直なところ、現在の事業者の無線LANサービスに乗っかっても、囲い込みうる客・集客しうる客数はしれています。ある事業者の契約者数は、小耳に挟んだところでは数千オーダーというお粗末な状況。もちろんNTT ComのHOTSPOTなんかはもっと多いと思いますが、それでも事業者に依存しなければ無線LAN利用者すべてが潜在顧客なので、ケタが違います。
エリア展開については、実はローミングしたがっているのは弱小事業者だけです。たくさんスポットを持っている事業者ほどローミングを望んでいません(明確にそう言い切る事業者もいます)。まぁ、当然でしょう。各店舗独自形式になれば、その場ごとに多少設定は必要かもしれませんが、結果として利用できるスポット数は増えることになります。
ちなみに、インプレスのWiナビによると、2004年4月現在の全国の無線LANスポットは3944拠点、そのうちFREESPOTは1709拠点(FREESPOTのWebサイトより)で、全体の約43%を占めます。恐らくその次に多いのはNTT ComのHOTSPOTで、拠点数は約750。何をもってエリアが広いと言うかは、生活圏にも依存するので難しいのですが、数字だけ見ればFREESPOTが一番広いという話になります。
もちろん、すべて自前で用意するとなればバックボーン回線は自腹負担になるし、サポートも自前。先に挙げたFREESPOTの場合はメールの送受信が出来ない等の課題もあります。
考えるべきは、公衆無線LANのサービスを提供する時に、どういうプレイヤーがいて、それらがどういう状態になれば最も幸せなのか、ということでしょう。店舗と利用者は幸せになれるかもしれません。サポートに悩まされる不幸な店舗もあるかもしれませんが(笑)、ひょっとしたらこのサポートという点にもビジネスチャンスがあるかもしれません。通信事業者は撤退するしかないかもしれませんが、通信事業者自身のための無線LANサービスをやっている限りは仕方がないでしょう。
細かいことを詰めていけば色々課題は出てきますが、事業者を抜いてみて考えると、こんなことも考えられるね、という一例でした。
参考情報:
◆gooリサーチ
http://research.goo.ne.jp/Result/0209op02/01.html
→ 今後利用する(さらに利用する)ための条件(複数回答)は「利用可能エリアの拡大」(64.0%)が最も高く、次いで「月額料金が安ければ」(54.3%)、「セキュリティ」(43.3%)、「一回利用毎の料金が安ければ」(38.6%)など、エリア拡大や低料金化の他、セキュリティにも重大な関心を寄せている
◆NRI野村総合研究所『情報通信利用者動向の調査』2002年11月
http://www.nri.co.jp/news/2002/021120/#13
→ 無線LANを利用したい人の割合は、4割程度(ただし、利用料無料が多数派)
◆ぴったりリサーチ:ホットスポットについての関心度調査
http://pittari-mail.net/question/research/pi09/01.html
→ 有料でも料金やサービスによって検討するという人が約6割。しかし有料であれば利用しないという人も35%。
→ 妥当な料金は500円/月以下
◆デイリーリサーチ:公衆無線 LAN サービス、ユーザーは「使えるスポットを増やして!」(2003年11月)
http://japan.internet.com/research/20030314/1.html
→ 最も多かったのが「利用できるスポットの少なさ」で、両群ともに7割以上のユーザーが選択した。
→ 公衆無線 LAN サービスの「利用料金の高さ」を指摘する意見も、両群それぞれ4割程度あった。まだ利用機会が少ないということもあるが、月額で1,000円程度、日額なら250円程度の定額で使い放題を望む声が多い。
◆インプレス Wiナビ
http://internet.impress.co.jp/winavi/
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一昨日紹介した「リクルート流 仕事ができる人の原理原則」に、「本番で練習することのリスク」という項があった。例えとして挙げられているのは、新商品を売りにいく際に、仕事のできる人は事前に身内にプレゼンして理解を深め、本番は商品を売り込むことに専念できる状態にするが、できない人は商品内容も理解不足のままお客さんの所に行き、指摘され、そこで気づいて改善する。つまり、本番のはずが、結果として練習になっている。本番で練習して、できない人が出来る人をキャッチアップした頃にはもう遅い、という話。
今回のネタはこの内容とは違うが、この言葉に心当たりがある出来事があったので反省の意味も込めてとりあげてみる。
入社直後からお客さんにプレゼンする機会は度々あったが、ドラム、パソコンのインストラクター経験や学会発表などを通して人前で話すことには結構慣れていたので、事前に練習することは殆どなかった。まさに本番でプレゼンの練習をしていたダメ社員状態。今思えば失礼な話だ。すいません。
でも、一度トラウマになりそうなぐらい拙いプレゼンをしてしまって以来、本番以外での練習を欠かさないようにしている。その練習もビデオに撮って見た目から(しぐさ等)確認できれば良いのだが、無いものは無いのでMDに声だけ録音することにした。
こうすることで自分のしゃべりの拙さを客観的に確認できるのは当然として、この方法を実践して初めて気づいたのは、声に出す(音読する)ことで、これまで眠っていたアタマのどこかが覚醒しているかのごとく、頭の中だけで考えたり、手を使って書いた時には気づかない情報の漏れ、ロジックの甘さ、違う視点等が見えてくることだった。
どう表現すればいいのかは悩ましいのだが、声に出すことというのは、考える、書く以上に身体性の高い作業であるように思う。プレゼン資料を音読するということは、プレゼンの練習以上に、その内容の精緻化を促進するという点で意義があるのではないか。
音読と言えば、先日紹介した「「音読」すれば頭がよくなる 一日20分!能力はここまでアップする」が思い出される。正直なところ、著者の主張には「木を見て森を見ず」を感じずにはいられない部分もあるのだが、それでも音読に興味を持ち、可能性を感じるのはこういった経験に拠る部分が大きい。著者のロジックのもっともらしさ以上に、経験的に知っている可能性に対する感覚がそうさせるのだ。
■川島隆太氏 その他著作
・脳を鍛える大人の音読ドリル―名作音読・漢字書き取り60日 脳を鍛える大人のドリル
・朝刊10分の音読で「脳力」が育つ―脳科学の最先端研究が明かす驚異の事実
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hirocさんのblog「人は感情の生き物だ!」より、「早起きとアウトプットへの執念」
もともと、朝の時間はアウトプット作業にあてるつもりで5時起きを始めた。
(中略失礼)
ところが、ついインプットに走る自分がいる。blog を書こうとして他の blog を芋づる式に眺めたり、ビジネス系掲示板に意見を書こうとしてネット検索しながら流れていったり、本をまとめようとしてまた読みふけってみたり…。
うーん、この気持ち、よく分かります。
私が何かアウトプットしようとしつつもインプットに走りたくなる場合というのは、アウトプットする内容が固まっていない場合が圧倒的に多いようです。書き出してすぐに筆が泊まってしまうので、ついついウェブ、本、雑誌等を見てしまう。
アウトプットを作成しようとする環境がパソコンの場合、雑誌や新聞を読むためには一度パソコンから手を放す必要があります。ところがウェブの場合は、マウスをすすすっと動かしてブラウザを開くだけなので、正にシームレス。これは誘惑度が高い。
ですので、最近はこういう事態を避けるために、アウトプットがある程度明確な形になるまではノートで作業し、形が見えてきた段階でパソコンを開き一気に書き切ります。ノートを清書する感覚ですね。
あるいは、ネットの誘惑がない(低い)環境を作る。電車の中でザウルスとか、LANケーブルを抜いたパソコンを使うとか、P-inを抜いたパソコンを持ってスタバに行くとか。
こう書いてみると、アウトプットを生み出すということは、思った以上にストイックな作業のようです(って、私だけ?)。hirocさんご指摘のように「執念」が必要なものかもしれませんね。
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後輩が読んでいたのだが、ちょうど帰りの電車用書籍を切らしていたのでちょっと拝借。
リクルート流仕事ができる人の原理原則
中尾 隆一郎 (著)

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リクルートの社員と言えば、バイタリティ溢れる優秀な人が多い。私が直接知る人は少ないが、友人等から漏れ聞く話からもそういう印象を受ける。社風も一般的な日本企業とは随分違う。そういえば、昨日の新聞に、新入社員でも管理職への登用があり得る完全能力主義の人事制度導入の話が載っていた。
そんなリクルートという企業の「仕事ができる人」の共通要素を、著者の15年のリクルート勤務経験を元に抽出し、そのうち50個を厳選して紹介した本。実はもっとイッちゃってる(失礼)社員の面白い話が読めるのかと思っていたのだが、そういうものではなく非常に真っ当な本だった。
著者も冒頭に述べているが、「できる人」には共通点が間違いなくあると思う。
以前私が紹介したもので言えば「図解思考」もその一つだと思うが、ここに紹介されている項目の殆どは業種を問わず普遍性の高い「できる人」の備える要素ではないかと思う。自分のまわりの「できる」社員の行動と照らし合わせて、納得しつつ読んだ。
読後、自分の現在の環境には手本となる人が多い恵まれた環境であることに改めて気づいた。そもそも就職活動中そういう視点でも企業を評価しつつ面接を受けていたので、そうでないと困るのだが。しかし、その機会を自分はどの程度生かし切っているのか…。反省。
ところで、本書の後半に「この1ヶ月」に「仕事に関係する学びを行った」と回答したワーキングパーソンは、わずか2割であったという調査結果が紹介されている(「ラーニングアビリティ」の頁参照)。さらに年収との相関を見ると、この2割の人の平均年収が極めて高いという結果だったという。子細を知る由はないが、想像するに、この「学び」を行った人のうち、その学んだことを「実践」にまで移せている人はその半分以下、下手すれば数パーセントの世界ではないか。
著者は仕事ができる人の要素の一つとして「「知っている」と「できる」の違い」を挙げている。
今の世の中、情報は山ほどある。クリティカルシンキング出来るようになりたいと思えば本も沢山あるし、類するWebサイトも沢山あるし、スクールもある。「知る」ことは簡単である。でも、自戒を込めて言うが、多くの人は読んで「できた」気になってしまい、実際は「知る」から「できる」の壁を越えることが出来ていないのではないか。
「仕事のできる人」はここから得たものを確実に実践し、自分のモノにしていく。仕事ができる人とそうでない人の根源的な違いというのは、読んで「知って」出来た気にならず、考え、理解し、そしてそれを「実践」していくことにあるように思う。
基本的なターゲットは若手社員だと思われるが、10年目でも15年目でも、仕事に行き詰まりを感じていて、そこからブレークスルーしたいと思う人のヒントには十分なりえるのではないだろうか。ぱらぱらっとめくってみて、俺は全部出来てるよ、と確信を持って言えるなら読む必要はないと思うが、心のどこかで「ひょっとしたら出来ていないかも」と思うならば、読む価値はあるように思う。もちろん、読んだら、一つでもいいから実践しよう。
◆参考情報
リクルートワークス研究所:ワーキングパーソン調査(2000年)
http://www.works-i.com/flow/survey/workingperson.html
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最近急激に仕事で読まなければならない本が増えました。なので、それ以外の本は厳選せざるを得ません。
ということで、出来るだけ必要な本を効率よくチョイスするための工夫。
■問題意識のキーワード化
以前紹介した「速読・速解の技術―やっぱり使える「ポスト・イット」!! 」に「本を読む問題意識を冒頭にメモする」というものがありました。今回はその問題意識をさらにブレークダウンして、キーワードレベルにまで分解します。
それをメモして本屋に行き、そのメモを横目に見つつ、時間が無いときは目次だけ、時間があれば序章、あとがき程度も含めてざっと目を通します。重要なのは、先ほど書き出した問題意識キーワードの出現頻度です。その出現頻度が高いものほど問題意識に近い本だと考えられるので、優先順位を付けて選ぶことが出来るようになります。
キーワードに分解出来ない、分解しても大きすぎるキーワードにしかならない場合は、まだ問題意識が漠然としているということでしょう。もう少しフォーカスしなければなりません。
■Webへの応用
ところで、このテクニックはネットサーフィン(死語?)にもそのまま使えます。
最近所々でblogに時間を忘れてハマッてしまう話を見かけますが、blogの場合、従来のWebサイトと比較して、横より縦、つまり話題を周辺領域へ横展開するよりも、同じテーマを深堀しやすいことに特徴があるように思います。トラックバックだけでなく、MyblogListのようなオリジナルリンクサービスの存在も効いているでしょう。ですので、興味関心に合致するblogがひとつあれば簡単に時間を忘れてのめり込んでしまうのではないでしょうか(と、あまり深く考えず書いてみましたが、もっと深い考察はどこかに当然あるでしょう。ご存じの方、教えて下さい)。
のめり込みは、これはこれで楽しいのですが、いつもそんな時間があるわけではありません。同じくネットを見る前に、なぜ見るのかという問題意識を明確化、キーワード化し、目に見えるところに置いておきましょう。モニタの縁にでもポストイットしておくのが効果的かもしれません。
あとはそのメモを横目に見つつ、ふらふらサーフィンしてしまいたくなる誘惑と格闘しながら効率的にサーフィンしてください。後で時間を浪費したと感じるようなサーフィンはきっと減るはずです。是非おためしあれ。
-- 追記
後半のネタは「ネットサーフィンによる集中力低下を防ぐメソッド」にも近いことが書いてありましたね。昼休みに見つけました(汗
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